ワーホリをするにあたって最初に悩むことはどこの都市に行くかということじゃないでしょうか。
今回はニュージーランド第3の都市、クライストチャーチをおすすめしたいと思います!
私は2024年5月から2025年2月まで9カ月間ワーホリで滞在していたので、個人的な見解を踏まえてご紹介できればと思います。
ちなみに上の写真は個人的にクライストチャーチで一番好きな景色です笑。
クライストチャーチについて
クライストチャーチは南島の東海岸にある街です。
一大都市オークランド、首都ウェリントンに次いで三番目に大きな都市で、人口は約40万人ほど。
三番目で40万人!?という感じですが、そもそもニュージーランドの人口が500万人ほどで、日本よりもかなり少ないです。
面積は1400平方キロメートルとのことですが、市街地自体はそこまで大きくなく、日本の一般的な市くらいの大きさという感じです。
クライストチャーチのおすすめポイント
ここからは実際に住んでみて感じたおすすめポイントを、ありがちなものから独自の視点まで、いろいろと書いていこうと思います。
優しい人が多い
海外の人についてよく言われることですが、例にもれずクライストチャーチの人々も優しくておおらかな人が多いです。
ニュージーランドはアジア人など、英語が第二言語の人が多く、たとえ英語が上手に話せずともちゃんと聞いてくれたり、聞き取れなかったときに言い直してくれる人が多い印象です。
また、英語に限らず、みんな優しいです。
私は現地のカフェで働いていたのですが、注文を間違えたり、時間がかかってしまっても怒ることなく、「全然いいよ」と言ってくれる人が多かったです。
あとは単純に皆さんフレンドリー。
常連客の中には、外国人である自分の名前を覚えて毎回挨拶してくれる人や、そうでないお客さんでも、知ってる日本語を話してくれる人なんかがいました。
ただ、当然ながら全員が全員良い人と言い切ることは出来ず、あのお客さんはGrumpyなんだよ(気難しい人)と言われている人もいました。
少なくとも私の周りにいたカフェの同僚やフラットメイトは良い人ばかりで、帰国が近づくにつれて何度も泣いてしまうことがあるくらいでした笑。
大きさがちょうどいい
街の大きさがちょうどいいです。
大きすぎず小さすぎずで移動に便利なんですよね~。
特に仕事探しがしやすかったです。
基本的に何をするにしてもCity centreと呼ばれる中心部に集中しており、以下の赤枠で囲んだ部分になります。

この区間内は歩いて回れるほどです。
一応車社会なので、遠出するとなると自家用車があると嬉しいなと思うこともありますが、City centreにある大きなバスステーションから様々な場所にバスが走っているので、不便なことはありません。
個人的におすすめなのは自転車です。
海外ではFacebookで簡単に中古品を購入することが出来ます。
家が決まってすぐに自転車を購入し、仕事探しにも通勤にも利用していました。
ペーパードライバーだし、海外で運転するの怖いし。

私はMairehauという赤丸で囲んだあたりに住んでいたのですが、City centre中心部までは自転車で約15分ほどでした。
フラットメイトとCity centreで飲んだ後に自分だけ自転車で帰宅した時には、自転車なのに先に家に到着したので、車より速いまであります笑。
カナダのカルガリーに滞在した経験もあるのですが、求人を見つけても家から遠すぎて無理だとなることもあったので、ちょうどいい大きさというのは結構なメリットだと感じました。
家賃が安い
クライストチャーチはそれなりの都市でありながら家賃が安いです。
1NZDは約90円で、平均は週あたり200NZDといったところでしょうか。
City centre内になってくると220NZDくらいです。
私が住んでいた家は途中10NZD値上げしたものの、それでも週160NZDでした。
参考までに、オークランドでは安いところでも250NZDくらいで、月あたりで比較すると日本円で二万円近く高いことになります。
人気リゾート地のクイーンズタウンでは安くて300NZDからということで非常に高いです。
そもそも長期で住める家を探すのが難しく、仕事は見つかったけど住む場所が無い!となるケースが多いそうです。
なるべく支出を抑えたい、お金を貯めたいという人には良いのではないかと思います。
ちなみにニュージーランドの最低時給は約23NZDで、日本の倍くらいあり、世界でもトップクラスに高いです。
街が広々ゆったりしている
人口が少ないからか、とにかく居住区がゆったりとしています。
それもあってか人々もゆったりしています。
家同士の距離にかなりの余裕があり、大半の家に広い庭があります。
これを見てしまうと、日本の建物はどれだけぎゅうぎゅう詰めなんだと思ってしまいます。
私の家は両サイドに庭があり、家主がカモを集めていました。
仕事終わりにテラスで間食を食べたり、風呂上がりに涼んだりと、良い思い出ですね~。

旅行でオークランドに一週間ほど滞在しましたが、街の雰囲気が明らかに違いましたね。
オークランドは一般的にイメージするような都市圏で、個人的にはクライストチャーチの方が好みです。
住みやすさを求めてオークランドからクライストチャーチに南下してくる人も多いと聞きました。
日本の喧騒に疲れた人にはゆったりとしたクライストチャーチは合っているのではないでしょうか。
日本人が多い
クライストチャーチで過ごしていて驚いたのが、意外にも日本人が多いことです。
クライストチャーチには2500人ほど住んでいるそうですが、日本人と接する機会は結構ありました。
同じフラットに引っ越してきたり、ジムで話しかけられたり、街中に設置されている自転車の空気詰めの前で話しかけられたり、Facebookで自転車を購入した相手が日本人だったり(引き取りまで英語でやり取りしてました笑)…
City centreを歩いているときに日本語が聞こえてくることもありました。
日本人が多いということはその分だけ情報交換もしやすいということです。
どこで仕事の募集してたよなんて話や、おすすめの食材が売られている場所など小さなことから大きなことまで。
あとは悩み相談なんかもしやすいので、単純に精神的な余裕に繋がりますね。
クライストチャーチには友人が同時期にワーホリに行ったり、現地でできた友人がいたりしましたが、カルガリーでは日本人の知り合いが一切おらず、かなり疲弊しました。
ワーホリに来たんだから他の日本人がいない方がいいと考える人もいるかと思いますが、「日本人と関わらない」と「日本人に関われない」は別物です。
なるべく英語環境に身を置きたいなら現地の仕事をするとか、現地人のシェアハウスに入るとかいろいろできることはありますからね。
日本語で話せる知り合いが現地にいるというのは結構助けになると個人的には思います。
ちなみにクライストチャーチではジャパンフェスタというイベントが毎年行われているようです。

私がいた時は、ちょうど出身である東北フェアが行われていたので、これは行かねばとなりました。
あと地味に嬉しい点として、日本人向けの床屋があります。
過ごしやすい気候
ニュージーランドは南半球にあるため、季節が日本とは逆になります。
私は五月に渡航したので、これから冬というタイミングでした。
クライストチャーチの冬は平均気温が6~7度で、曇りが多いです。
どうも日本の梅雨と同じように雨が降ることが多く、地味に寒かったですが、雪は降りません。
イメージとしては関東の冬くらいの寒さといったところでしょうか。
家によっては暖炉があり、着火するのが結構楽しいです。

夏は非常に過ごしやすかったです。
現在二年ぶりに日本の夏を体験していますが、こんなに暑かったかと驚いています。
クライストチャーチでは平均気温が16~17度ですが、日差しが強いため暖かく感じます。
早朝は肌寒かったです。
ニュージーランド上空ではオゾン層が薄く、紫外線が日本の7倍あるので、心配な方は日焼け止めを購入しましょう。
私は日焼けはすごかったですが、健康を害するほどではなかったので、普通に生活する分にはそこまで心配する必要はないのかなと思いました。
夏過ごしやすい理由としては何と言っても湿度が低いことがあります。
よくジムに行ったり、ハイキングをしていましたが、汗をかいてもべちゃべちゃにならないので、運動しやすかったなと思います。
旅行しやすい
クライストチャーチは南島のちょうど半分あたりに位置しているため、主要観光地へ行きやすいです。
特に日本人に人気のテカポに行くための中継地として有名です。
私も友人と一緒に行ったことがあり、仕事が休みの時に一泊二日で旅行しました。
車で片道三時間なのでそこまで日程もきつくなりません。
他にも人気の観光地であるクイーンズタウンやワナカ、ネルソンやダニーデンなど、南島の主要都市へのアクセスが容易です。
どこに住めばいいか分かんね~という人はこうした観点で選ぶのもアリではないでしょうか。
まとめ
個人的にクライストチャーチはとても好きなので、非常におすすめです。
大都会に行きたい!と考えている人には物足りないかもしれませんが、忙しすぎず、田舎すぎずな街でゆったりと生活を送りたいと考えている人にはとても良いと思います。
まぁ~とは言ってもなかなか場所を決めるのは大変ですよね~。
ワーホリは一年あるので、ちょっと滞在してみて「なんか違うな~」と思ったら移動することも可能です。
知り合いにも、最初にオークランド違うなと思ってクライストチャーチに来たものの、やりたい仕事がオークランドで見つかり二カ月で戻った人や、最初にクライストチャーチで仕事を始めて、同僚の紹介で北島に渡った人もいます。
私自身、ニュージーランドに渡航する前に行った語学学校の先生に誘われて、それまで全然名前も知らなかったクライストチャーチに行くことに決めました。
なんだかんだ自分と合っていて、ここが私のアナザースカイと言えるくらいにはクライストチャーチが好きになりました。
この記事がワーホリ都市選びの一助になったら幸いです。
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